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こちらは「洋画レビュー」のpage5です。
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 page2は→ page3は→
page4は→
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新旧入り混じった構成になっています。好きなシーンをボールペンでイラストにしてみました。
イラストをクリックすると少し大きなものがご覧頂けます。
文中、敬称は略させて頂いてます。よろしくご了承ください。


「キャットウーマン」監督◇ピトフ
 アカデミー賞発表の前日に行われたラジー賞(最低の映画を決めるゴールデン・
 ラズベリー賞)で見事、作品・監督・脚本・最低主演女優賞の4冠に輝いた受賞
 式に何と本人であるハル・ベリーがオスカー像(チョコレートで受賞)を手にし
 て現れたのが記憶に新しい。が、そこまでひどくはないと思う。基本的にキャッ
 トウーマンというキャラに日本人は思い入れがないからだろう。勿論アクション
 にしては中盤が非常に退屈だし全体にテンポが悪いのだが。マスク造型が良くな
 い。上に耳があるのに何故耳を出したのかが不明。敵もちゃち過ぎるが。SMチッ
 クな衣装が鍛え上げられた肉体にマッチ。歩く後ろ姿が絶妙にセクシーなのだ。
「CATWOMAN」


「テイキング・ライブス」監督◇D・J・カルーソー
 カナダの建設現場で発見された死体は連続猟奇事件と関連性が疑われ、FBIから
 やって来たのはA・ジョリー扮するイリアナ捜査官。そこに新たな事件の目撃者
 が現れる。画商である彼に接触を図ろうとする男は犯人なのか。そして容疑者と
 思しき男の母親が現れた事で事件の意外な流れが明らかになっていく。青年時代
 の犯人がキーファー・サザーランドにそっくりなのがずるい。母親にはグロリア
 のジーナ・ローランズ!画面を圧倒する存在感!テイキング・ライブスというの
 は人生を乗っ取るという意味かな。エピローグが意外な展開だったが段々予想が
 ついてくるのが残念。A・ジョリーのSEXシーンでは鍛えた足がセクシーだった。
「TAKING LIVES」


「アイ、ロボット」監督◇アレックス・プロヤス
 厳密に言えばアイザック・アシモフの小説が原作ではない。ただ、「ロボット3
 原則」が重大なモチーフになる為あとで問題が起きても困るという事でアシモフ
 の映画化権も買い、部分設定に使用したらしい。人間を守るべきロボットが殺人
 を犯すか?ならば何故?という謎解きはそれなりだが、黒幕がバレバレなのは困
 る。近未来の映像は凄い。CGであるはずのロボットが何の違和感もなく人波に紛
 れている。実際にこういうロボットが登場しそうなのがNS-5。そしてアウディの
 コンセプトカー「RSQ」がめちゃかっこいい。タイヤを球体にした事でそのまま
 横にも走れるという発想が見事。この「RSQ」のボディラインには惚れてしまう。
「i,ROBOT」


「クリムゾン・リバー2 」監督◇オリビエ・ダアン
 息苦しくなるような冬の山の中にある街と大学で起きた猟奇的な殺人事件を描い
 た前作から、リュック・ベッソンが加わった事で非常に大味な作品になってしま
 った。キリスト教の一派に関わる宗教的な謎解きかと思いきや、実はトレジャー
 ハンティング的な展開になる所がいかにもベッソンらしい。また宗教学の博士号
 を持つマリーという女刑事がクライマックスにもっと関わって来るっぽいセリフ
 がありながらも、そのままで終わってしまったのはきっと途中で変更されたのだ
 ろう。前作のバンサン・カッセルに代わる若手刑事を演じたブノア・マジメルが
 中々良かった。マリーのカミーユ・ナッタも。勿論ジャン・レノは言う事がない。
LES RIVERES POURPRES 2:LES ANGES DE L'APOCALYPSE


「ホワイト・オランダー」監督◇ピーター・コズミンスキー
 恋人殺しの容疑で収監された芸術家の母。施設から何人かの里親の世話になる少
 女。離れて初めて自分が母親の支配下にあった事に気付く。母は子供の前であっ
 ても自分が女である事を隠しもしない。塀の中からも娘を支配し続けるのは娘へ
 の愛情ではなく、自由への嫉妬。支配物である娘が他人の影響を受ける事への嫌
 悪感。娘が無意識に描く優しい瞳の女性は、母が母である事を捨てた証の悲しい
 記憶。娘への支配を止めたところで、それが娘への愛情だったかは明らかではな
 い。母親にとって一番大事なのは自分の事だから。自我が目覚めたとしても救い
 があるとは言えない物語。女優陣が静かな火花を散らす演技が見物ではあった。
「WHITE OLEANDER」


「インソムニア」監督◇クリストファー・ノーラン
 アラスカで起きた少女殺人事件。応援に来たのはL.A.からの刑事二人。地元の女
 性刑事と容疑者を追い詰めるが、霧の中で思わぬ事態を招く。白夜のアラスカ、
 眠りに付く事が出来ないまま、精神までもが蝕まれて行く刑事。いつしか容疑者
 と刑事が追う者、追われる者との立場が逆転してしまう。そんな中女性刑事がも
 う一つの隠された真実に迫って行く。アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムスと
 先頃念願のオスカーを取ったヒラリー・スワンクが文字通り静かな火花を散らす
 共演。しかも製作にスティーブン・ソダーバーグとジョージ・クルーニーが絡む
 という超豪華なスタッフ。もう一つの主役は暮れない白夜である事は間違いない。
「INSOMNIA」


「スパイダーマン2」監督◇サム・ライミ
 覆面ヒーローの定石をひっくり返す展開に驚いた。特に高架鉄道での闘いの後の
 傷付いたスパイダーマンと乗客とのエピソードにじんっと感動した。サム・ライ
 ミはこんな人間ドラマを描ける監督だったのだ。シリーズ2作目という事でオー
 プニングでイラストを使用して前作のあらすじを思い起こさせる手法もまた見事。
 明らかに次作に繋がるだろう終わり方も期待を持たせて見事。より悩めるヒーロ
 ー像が鮮明になったが、ビル群の中を飛び回る爽快な特殊撮影も一段とスピード
 感が増して来た。MJがどんどん大人になり、これから先どんなふうにピーターと
 スパイダーマンをフォローするのか、ハリーとの決着は?それも次作への期待。
「SPIDER-MAN.2」


「スイミング・プール」監督◇フランソワ・オゾン
 スランプに陥った女流ミステリー作家サラは出版社社長の南仏の別荘で執筆する
 事に。そこに現れたのは社長の娘のジュリー。自由奔放な彼女にいらつきと嫉妬
 を憶えながら新作のヒントを得る。これから起こる事も予想出来ずに…。ラスト
 の解釈を観客に委ねるのならそれぞれに異なるはずだろう。それでいい。正解を
 示されないのだから。ジュリーの母親の事を聞いた時の村人の反応で、わたしと
 しては一つの結論を出したが。それでも矛盾は残る。オゾンの「焼け石に水」は
 観た。そこでも女優は脱いでいた。それが目的ではないだろうがかなり重要な要
 素を占める事は間違いない。シャーロット・ランプリングのボディも見事だった。
「SWIMMING POOL」


「あの頃ペニー・レインと」監督◇キャメロン・クロウ
 キャメロン・クロウの大傑作。自身の経験を基に映画化されているが決して美化
 されてはいない。優等生だった15歳の少年が書いた記事が「ローリング・ストー
 ン誌」の目に留まりブレイク寸前のバンドと同行しながら記事を書く事に。そこ
 で出逢ったのはグルーピー(追っかけ)の美しいペニー・レイン。とても切ない
 恋の始まり。ジャケットのペニー・レイン(ケイト・ハドソン)のこの姿を見た
 だけでこの映画は成功している。青春映画は決して自分では体験出来ない恋愛や
 出来事を疑似体験させてくれる。だから胸が締め付けられる。全編を彩る70年
 代のロックミュージックが二度と戻らない時代へ、そこにいた錯覚と共に誘う。
「Almost Famous」


「ぼくセザール 10歳半1m39cm」監督◇リシャール・ベリ
 ぼくセザール・プチ、少し太めだけど甘いものが好きだから仕方ない。出来るだ
 け目立たないようにしてたけど転校生のサラが気になってる。詩の暗唱を誉めて
 くれたのでちょっとやる気も出て来た。パパの共同経営者が死んで仕事が危なく
 なったのか警察が来た。パパは旅に出ると言ったけど、きっと刑務所に入れられ
 たんだ。親友のモルガンに話したらあっという間に広がって、ぼくは悲劇のヒー
 ローさ。とんでもない事実はその後に分るんだけど。自慢の親友モルガンが雷の
 夜に泣きながらウチに来た。彼はパパを見た事がない。イギリスにいるからだ。
 ぼくとサラ、モルガンはパリからイギリスに行く事に決めた。冒険が始まった。
「MOI CESAR,10 ANS 1/2, 1M39」


「LOVERS」監督◇チャン・イーモウ
 唐の時代の中国。腐敗した朝廷政治に各地で反乱が起きる。中でも「飛刀門」は
 民衆の支持を得ていた事から、討伐を命じられていた捕吏たちは遊廓の盲目の踊
 子の噂を聞き彼女を罠にはめ捕らえる。女好きな随風に脱獄幇助させ飛刀門に近
 付かせる。絡み合う策略と沸き上る感情が意外なラストへ繋がっていく。映像の
 美しさを堪能出来る。特に前半15分の薄い青を基調とした豪華絢爛な遊廓での
 ツィイーの美しさに息を飲む。中国舞踊で鍛えた身体の柔らかさを活かした動き
 やアクション。そう、これはツィイーの為に作られた映画なのだ。緑の林も竹林
 も、紅葉の山々も突然降り出した雪さえもツィイーを引き立てる為の美しさだ。
「十面埋伏」


「ヴァン・ヘルシング」監督◇スティーブン・ソマーズ
 19世紀のヨーロッパ。バチカン市国から遣わされた悪名高き男、ヴァン・ヘル
 シングの使命は「モンスターを倒す事」。相手はドラキュラ、狼男、そして人造
 人間のフランケンシュタイン!古典的なモンスターを上手い題材に扱っている。
 何よりもワイルドさ満点のヒュー・ジャックマンがかっこいい。アナのケイト・
 ベッキンセールも「アンダーワールド」程ではないが、クールにアクションを決
 める。スピード感溢れる演出で飽きさせないが、ラスト、アナのどんでん返しを
 希望してしまったのは自分だけだろうか。ヴァン・ヘルシングの宿命に哀しさが
 感じられれば、伝奇アクション映画の傑作に成り得ただろうと。そこが残念だ。
「VAN HELSING」


「ツィンズ・エフェクト」監督◇ダンテ・ラム
 香港じゃアイドルユニットだってアクション映画に出る時にはホントにアクショ
 ンをこなさなければいけないのだ。そういう意味では主演ふたりは頑張ってるの
 だが、あまりにも映画の出来が悪過ぎ。よく香港映画には大まかな台本しかなく
 現場で創って行くという話を聞く。これもそうなら、悪い見本だろう。1本筋が
 通っていない。幹がないのに枝葉を張った感じ。例えばオープニングでリーブが
 いなくなり、相棒が既にジプシーだったら話はすっきりする。そこでツインズが
 成り立つわけだから。その上でなら吸血鬼王子との隠さなければいけないロマン
 スも面白くなる。全てが中途半端に終わってしまってる。カザフも活躍しろよ。
「THE TWINS EFFECT」


「暗い日曜日」監督◇ロルフ・シューベル
 人はなぜ暗い歌に惹かれるのだろうか。その裏にあるドラマを想像してしまうの
 だろうか。第2次大戦前のブダペスト。レストランのオーナーと美しき恋人。そ
 してピアニスト。3人は女性の愛を共有し、それを認めあうという微妙なバラン
 スを保っていた。しかし静かに忍び寄る戦争の影。その中で生まれたひとつの名
 曲「暗い日曜日」。そのシャンソンのレコードを聴きながら自殺する者が続発す
 る。やがて訪れた戦争。ナチス。次々に収容所に送られるユダヤ人たち。戦争を
 背景にしながら描かれる音楽と人間ドラマ。しかし、冒頭とラストに繋がる意外
 な展開が一つのサスペンスとしても成り立たせている。これで戦後が終わるのだ。
「Gloomy Sunday」


「ハリーポッターとアズカバンの囚人」監督◇A・キュアロン
 ハリーポッターの第3弾は噂通りにハーマイオニーがえらく成長してしまってて
 後半は彼女が物語を引っ張っていく。監督が変わった今作は及第点ギリギリとい
 う所か。原作の映画化の難しさを露呈したとも言える。全体にストーリーを追っ
 ただけという印象なのだ。クライマックスであるはずの決闘が繰り返される事で
 盛り上がらない。メリハリが足りない。「天国の口、終わりの楽園」というロー
 ドムービーならそれでもいいのだが、冒険少年小説では大きなクライマックスが
 絶対不可欠。ゲイリー・オールドマンも新聞の中だけでしか魅力を活かしていな
 い。木の前でのハリーとの会話はアップで慈しみを表現して欲しかった。惜しい。
「Harry Potter AND THE PRISONER OF AZKABAN」


「05年期待の新作洋画」◇*****
 何と言っても夏公開予定の「スター・ウォーズEP3シスの復讐」が一番期待して
 しまう。シリーズ開始から何と28年に渡る、一大サーガが完結するのだから。シ
 リーズ当初には全9作との噂も聞いたが、結局はルーク、レイアの代でエピソー
 ドは終わる。さて、このEP3でいよいよアナキンがダース・ベイダーとなる訳だ
 がそれに深く関係してくるのはパドメがどうなるかだろう。一説にはアナキン自
 身が傷つけるという噂もある。ルーカスが一体どう決着を付けるのか、大袈裟で
 はなく全世界が注目している一作である事は間違いない。そしてもう一作挙げる
 とするなら我らが渡辺謙が悪役で出演する「バットマン・ビギンズ」だろう。た
 だ、全体にトーンが暗いのがどう出るか。「スパイダーマン」との対極の暗さか。


「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」原作◇ティム・バートン
 遠い昔「ハロウィン・タウン」のかぼちゃの王、ジャックはハロウィンで盛り上
 がった後で繰り返される日々に空しさを感じていた。ふと迷い込んだ「クリスマ
 ス・タウン」で目にしたきらびやかさと笑顔に驚き、自分なりのクリスマスを決
 行する。サンタクロースを拉致し、生首をプレゼントして回るのだった。街に響
 き渡る悲鳴と泣き声!ちょっぴりダーク。ちょっぴりブラック。素敵なクリスマ
 ス映画のこれも又定番。人造人間の「サリー」がめちゃくちゃセクスィーなんで
 す。監督はティム・バートンではないが、ティム・バートン映画の最高傑作のひ
 とつ。ブギーマンなどの悪役や脇役、それぞれのキャラが立っているから面白い。
TIM BURTON'S THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS」


「グレムリン」監督◇ジョー・ダンテ(スピルバーグ製作)
 Keep out of bright light. Keep away from water. Never, never feed
 after midnight・・・!モグワイを飼うには、3つの約束を守らなければいけ
 ない。一つは光を当てない事。二つ目は水に濡らさない事。そして三つ目が絶対
 に、絶対に真夜中の12時を過ぎてから食べ物を与えない事。その約束をついうっ
 かり、そしてたまたま破ってしまったからさあ大変だ。可愛いギズモから…。も
 う何も解説する必要もない、クリスマス映画の大傑作。クリスマスと言えば、ど
 うしてもこの「グレムリン」を思い出してしまう。ギズモはもちろん可愛いのだ
 が、色んなタイプのグレムリンが笑っちゃうくらいに可愛いのだ。子供もお気に。
「GREMLiNS」


「マイノリティ・リポート」監督◇スティーブン・スピルバーグ
 2054年ワシントンD.C.では予知能力者、プリコグが未来に起こる殺人事件を透視
 しそれを分析、判定する事で殺人事件を「未然」に防いでいた。しかしチームリ
 ーダーが36時間以内に殺人を犯す未来が予知される。追うものが追われ、追われ
 ながら動機不明の自らの事件を探る。「事件が起こらないと動けません」という
 事件を未然に防ぐ難しさを考えさせられる。まだ何もしていない容疑者を殺人未
 遂(きっと事件を起こす)で逮捕する。そこで殺人は起こらない未来が生まれる
 のだが。しかし確実に不安を感じていながらも手をこまねいていていいのか、と
 も思う。未然に防いで欲しいと思うのは現実に起こる事件が酷すぎるからだろう。
「MINORITY REPORT」


「ファイナル・デスティネーション1&2」監督◇J・ウォン
 飛行機に乗る前には絶対観たくない映画。予知夢で騒いだ事により爆発、墜落の
 難を免れた高校生達。しかし、そこで死ぬ事が運命で決まっていたとしたら?確
 実に「死」は後を追い掛けて来る。その続編が「デッドコースター」という「〜
 2」なのだ。一年後という設定で、上手くストーリーを繋げてある。基本設定の
 予知夢により災害死を免れるというのは同じ。何故前作と繋がるかという点も示
 してある。何と言っても今回「〜2」ではその死に方がエグイったらない。昔の
 ショッキングホラーを思い出させてくれる。ただ新しい生命の件りは疑問。それ
 とラストシーン。何故あんなブラックジョークにしたのか。苦笑で終わってOK?
「FINAL DESTINATION 、〜2」



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