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「パッチギ!」監督◇井筒和幸
1968年、京都。帰国事業が進む在日朝鮮人。しかしその中でも日本人高
校生たちとケンカに明け暮れる朝鮮人学校の番長たち。パッチギという頭
突きを必殺技にするアンソンの妹、キョンジャに一目惚れした康介は「イ
ムジン河」という歌を知る。38度線に流れるイムジン河を挟んで分断した
朝鮮半島の同一民族の悲哀を歌ったものだが、その政治的な背景から日本
では発売中止となっていた。そんな歌が二人の心を繋いでいく-。この映
画には人間の本質にある「差別」は描かれていない。しかしエンターティ
メントとしてはそれでもいいのではないか。とことんバカをする若者たち。
そんなバカが悲劇を呼んだとしても、それは若さゆえ。お話の中での事。
ヒロインの沢尻エリカがかつての烏丸せつこを彷佛させる雰囲気を持つ。 |