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こちらは「ミュージシャンレビュー」のpage3です。
page1は→
 page2は→ page4は→
page5は→ page6は→
新旧入り混じった構成になっています。好きなシーンをボールペンでイラストにしてみました。
イラストをクリックすると少し大きなものがご覧頂けます。
文中、敬称は略させて頂いてます。よろしくご了承ください。


「Home Sweet Home」◇YUKI
 17か月ぶりのシングルをリリースしたYUKI。この曲は今さかんにテレビで予告
 を流されている「劇場版 NARUTO-ナルト-」の主題歌なんである。忍者修行中の
 主人公、ナルトが「〜だってばよ!」って言うのが口癖の、ヤツです。YUKIの変
 わらぬ突き抜ける歌声に、母親としての暖かさが加わったと言うのは言い過ぎで
 しょうか。母親になって、どんどん色っぽくもなり可愛くもなって来たYUKIさん。
 無意識のウチに、家族や家庭を思い描いていたんでしょうか。いいじゃん、いつ
 だって帰っておいでよ、という「家」としての思いが歌に溢れてる。それが歌声
 にとてもマッチしているのだ。いろんな経験を(辛い事も楽しい事も)積み重ね
 る事はとても大事だと彼女自身が示してくれている。とても素敵なナンバーだ。


「えんぴつで作る歌」◇平川地一丁目
 多分、昨年(03年)のMステで初めて彼らを見た時は驚いた。兄弟というが、弟
 くんのあまりにもその歌の上手さにびっくりしたのだ。声はまだ少年というより
 変声期前の子供の声だっただけに、高音の伸びは素晴らしかった。と同時に彼ら
 がこの先どうなるのかのも気になった。声が変わった後にまだ歌えるのか、とい
 う心配だ。それが今年弟くんの直次郎がとても逞しくなった。しかも声変わりを
 していながらも綺麗な歌声が進化した感じだった。兄ちゃんの龍之介くんの朴訥
 とした雰囲気は大好きだ。ほのぼのとしたこんな兄弟っていいよね。ほとんどの
 楽曲を兄ちゃんの龍之介くんが作っているのだが70年代フォークの流れを汲んだ
 メロディと心に染み入る綺麗な日本語の歌詞が特徴。直次郎くんの声がピッタリ。


「そげな〜〜っ!」◇玉木宏
 「Seasons」でミュージシャンとしてもデビューした玉木宏さん。が、ごめんな
 さい。その歌はデビューイベントのミニライブを扱ったワイドショーで聴いただ
 けなのだ。俳優としてはよく知っている。「ウォーターボーイズ」での付け黒子
 をしてアフロヘアーに火をつけてしまった同級生。いい顔をしてるのにバカなキ
 ヤラクターがぴったりだった。「リモート」では深キョンの婚約者なのに、いい
 雰囲気になりかけては深キョンが堂本光一に呼び出されてしまい「そげな〜っ」
 と叫んでしまう。毒がないのが玉に傷とも言えるが、これからの注目株の俳優の
 一人である事は間違いない。WOWOWのドラマ「恋愛小説」が劇場公開になる程
 好評。秋には「雨鱒の川」で綾瀬はるかさんと共演。まだまだ映画公開は続く!


「ヒカルの5」◇宇多田ヒカル
 武道館でのライブをDVD化。よくあるのでは最終日を収録というパターンだが、
 今回は異色。5本の公演の3,4,5の3回を撮影し、1曲ごとにベストパフォーマン
 スをチョイス。しかも曲によってはそれを軸にしながら他の日の映像も混ぜる。
 その日によって衣装が違うので不思議なマジックを見ている気分にもなる。立ち
 位置も微妙に違っているのでそれも又面白い。リハーサルシーンでの映像の「サ
 ングラス」がとても良い曲。「DISTANCE」のアレンジが変わる事で意外にポジ
 ティブに聴こえるから音楽は面白い。「Deep River」はPVよりも聴き応えがあ
 り、特に歌い出し部分でじんっと心に響いた。「Automatic」はやっぱり名曲だ
 と改めて思う。特典映像が三日間のMCという所がいかにも宇多田らしいのだ。


「INSPIRE」◇浜崎あゆみ
 「ニューヨークグッゲンハイム美術館展」のイメージソングの新曲。ここには本
 音で生きて行きたいという「あゆ」の気持ちが良く伝わる世界がある。その本音
 でさえ営業的に利用されたりもする所に彼女が生きる世界の難しさがある。アイ
 ドルから女優、そして歌の世界に。ここであっという間にトップに躍り出たあゆ。
 競い合う相手がいれば息を付く事も無く走り続けられるだろう。しかし気が付い
 て周りを見渡せば誰もいない。宇多田ヒカルでさえ日本から去って行こうとして
 いる。後から追って来たはずの多くのアーチストも姿を消して行く。何年も続け
 てあゆを追う者がいないのだ。それでも走り続けなければいけないのがトップに
 いる者の宿命か。支えるだけしかできない彼氏がいればきっと結婚するだろうが。


「The BEST of Japan」◇モーニング娘。矢口真里
 久し振りにモー娘。勢ぞろいのライブDVDを見た。さいたまスーパーアリーナで
 の初のセンターステージ構成。映像としては不便に思う事はないが、実際に見る
 にはどうなんだろう?四方に散るステージングなどの工夫はされているし、四面
 にモニターを配しているが見にくい座席はなかったのだろうか。「さくら組」「
 おとめ組」別々のライブを見た後では迫力はあるものの、まとまりという点では
 難しいし、お気に入りのコを捜すのも大変だったりする。が、何よりもこのステ
 ージでミニモニ。は封印されてしまった。貴重な5人バージョンでのステージを
 置き土産にしてマイクを置いていってしまった。全体の次のリーダーに矢口真里。
 何だか痩せた感じがしてちょっと心配。頑張り過ぎて無理をしなければいいが。


「鏡の中の六月」◇KinKi Kids
 彼らのシングルクリップを集めた第2弾の「KinKiKiss
2」だ。その中で「永遠
 のBloods」はマルチアングルでドラマ仕立てになっている。1970年に住む光一
 に鏡でシンクロした2003年の剛がタイムスリップするというもの。「未来はえ
 えぞ」という剛の言葉に一旦は未来に行く事を決めた光一がやはりその時代に残
 る事を決めたというストーリー。その後そのストーリーは「心に夢を君には愛を」
 「薄荷キャンディー」に引き継がれ、特典映像として新たに撮られた完結編と共
 に一編のショートストーリーとしてまとめられた。それが「鏡の中の六月」だ。
 ご愛嬌なのは大人になった光一の特殊メイク。それじゃオバさんだよ、とツッコ
 ミたくなるが。フェラーリを駆る光一の姿も見られる。やんちゃな剛もいいよ。


「普通に二十歳」◇平原綾香
 アーチストがすべてを曝す必要もなく、歌なら歌だけを聴かす存在であってもい
 い。アーチストの神秘さもまた一つの魅力である。平原綾香さんというのはそう
 いう雰囲気を持っているアーチストだと言える。どう見ても二十歳には見えない
 落ち着きが一種の不思議感を醸し出していた。最近はトークにも慣れてきたのか
 素である意外な一面を覗かせてくれるようになった。ごく普通の二十歳のお嬢さ
 んだとようやく気付かせてくれた。それが彼女にとっていい事なのか、悪い事な
 のかはもっと先にならないと判断できないだろう。「jupiter」のPVを見たいば
 かりに「明日」を買った。息を吸う所から始まるという、実に異色な歌唱法とホ
 ールに響く歌声に圧倒される。特異な才能をどうか潰さずにいて欲しいと願う。


「LIVE TOUR 04 LOVE&HONESTY」◇BoA
 待ちに待った2ndツアーのDVD化だ。ツアー最終日、横浜アリーナでのライブが
 収録されている。今回も舞台演出はTRFのSAM。宇宙船から降り立った「歌姫」
 という設定(多分)で、ベッドに上を向いて横たわった状態で降りてくるという
 意表を突いたオープニング。BoAには非常に珍しいミニスカも披露してくれる。
 スカートが有りになった事で、今後の曲に合わせた衣装の幅が広がったのはBoA
 にとってもいいのではないか。ギャング風な黒のスーツ姿など衣装チェンジが楽
 しい。あの細いヒールでダンスが出来るのは相変わらず凄い。ダンスを考えれば
 ステージが大きくなるのは仕方ないかも知れないが、小さなホールで歌だけでじ
 っくり聴かすライブも見たい。アコースティックギターとBoAの声がよく合う。


「現役女子高生演歌歌手」◇神園さやか
 今、演歌歌手の若手が熱いらしい。各事務所や、レコード会社(CDになっても呼
 び方は変わらない)の戦略で色んなアプローチをする新人歌手たち。チャイナド
 レスで歌い、セミヌード写真集を出した人もいれば「ごきげんよう」に既に出演
 してる人もいる。この「神園さやか」さんは03年のレコード大賞新人賞を受賞し
 ている。ステージ衣装がセーラー服という、現役女子高生の強みを前面に出した
 売り方だ。素朴さを強調するためか髪型もボブ(勿論シャギーは入りません)。
 眉も自然なままです。これは彼女が大人になって行く過程でどう変化させるかが
 逆に難しくなるだろうが。「演歌」がみんな同じ曲調に聴こえてしまうのと同じ
 で、年がいけば「ラップ」も同じに聴こえる。僕は微妙に中間地点にいるのだが。


「LIVE AT GLORIA CHAPEL◇柴田淳
 03年11月19日、しばじゅんの誕生日を記念して行われたシークレット(無料)
 ライブの映像化作品。実は春頃に発売予定があったが、急に発売中止(延期じゃ
 なく)になり、危うくお蔵入りになりそうだったのである。チャペルでの収録な
 ど、作品化するにはクオリティが問題になったのだと思う。1時間程で終わるラ
 イブなど正直物足りなさは感じるものの、しばじゅんの人となりを感じる事が出
 きる。何故この人がブレイクしないか不思議なのだ。彼女の歌の世界観はドラマ
 主題歌にリンクすると思うのだが、改めて考えるとそんな必要はないのかも。彼
 女なりのペースが崩れれば元も子もない。こんなに素敵なアーチストをこっそり
 知っている、というある種の優越感をファンは共有しているのかも知れないな。


my world」◇アヴリル・ラヴィーン
 03年の「Try to SHUT ME UP Tour」、クリップ集、バックステージでの様子、
 スチールにCDまで付いた超お得なDVD。アヴリルがめちゃ可愛い!かっこいい!
 ショー化したブリトニーとは対極にある、実にシンプルなステージ。決して上手
 とは言えない歌だけど、素のまま跳ねて来る姿勢が小気味いい。やんちゃな魅力
 は初クリップの「Complicated」で既に全開。バンドメンバーの肩ぐらいまでし
 か身長がないがカリスマ性は漂わせる。犬歯が吸血鬼みたいで可愛い。オフステ
 ージの映像が又いい。ロッカーにメンバーと閉じ込められて出て来た時に涙ぐむ。
 「泣いてないもん(訳)」と言いながら。自家用ジェットのトイレから出てこれ
 なかったり、日本ツアーでも背中にスケボーを背負って移動する姿も収録される。


「モーニング娘。おとめ組初公演〜おとめチック」◇田中れいな
 さくら組が可愛い系に対して、おとめ組はワイルドでセクシー。色分けは出来て
 いるものの、コンサートの構成はまるで一緒なのだ。同じナンバーをこなす時の
 曲順までも。そこでつんく♂の狙いに気が付いた。彼女たちが何人であろうと、
 メンバーがどんなに入れ替わろうとも「モー娘。」の歌を歌う限りはその時点で
 モーニング娘。なのだ。対象であるファンが男どもとは限らず、小さな子供もい
 る。そのコたちはふた組の公演に来れなくても楽しめるように敢えて同じ構成に
 したのではないか。その事で彼女たちを競わせる。ミニコントはこちらのおとめ
 組が勝ち。さくら組の亀井がソロを担当した時には見ているこちらにも息遣いが
 伝わる程ド緊張していたのに、この田中れいなは小生意気な程、堂々と歌ってた。


「モーニング娘。さくら組初公演〜さくら咲く」◇亀井絵里
 彼女たちモーニング娘。をプロのパフォーマーとして私が認めているのは、多く
 の観客を熱狂させる力を持っているという事だけではない。増殖、分裂を繰り返
 す事で歌のパートやダンスが変わる訳だが、それを確実にこなしているからだ。
 モー娘。を二つに分けたこのグループ分けでもそれは言える。それでいて、モー
 娘。全体で歌う時には又変わる。それでもこなせる彼女たちの根性が見られる。
 このさくら組には次のエースの高橋愛がいる。さすがに彼女が歌うと安心感があ
 る。加護ちゃんはいつの間にか大人っぽくなってた。矢口は立派なリーダーだし
 紺野は変わらずほんわかしている。ヨッスィーはもっと伸びるはずなのに。新垣
 はすごく綺麗になった。期待大なのがこの亀井絵里。もっと自分を表現できれば。


「greeting DVD」◇玉置成実
 才能に年齢がない事を改めて思い知らされたDVDである。現在16才になったばか
 り。この曲が発表された頃はまだ中学生だったのだ。大人びた表情が尚その年齢
 を感じさせない。類い稀なダンスパフォーマンスを活かしたデビュー曲から、わ
 ずか4曲しかクリップ集には収録されていないが、その中での彼女の進化が見て
 とれる。バックダンサーを従え、キレのいいダンスを見せる姿は下僕を束ねるお
 姫さまの様だ。それは寸分の隙も許さない厳しささえ伺わせる。しかし「Shining
 Star ☆忘れないから☆」でのコミカルな動きを取り入れたダンスはまるで「おも
 ちゃ」達の楽しい踊りなのだ。ガンダムの歌を歌ってるコぐらいの認識しかなか
 った自分が残念。アルバムを聴いただけではここまで良さは感じられなかった。


「帰ろう歌(か」◇mihimaru GT
 先日「うたばん」で初めて見て、初めて知った。今まで日本のラップってあまり
 好きじゃなかった。韻の踏み方に無理なモノを感じたりもしたし。ところが「う
 たばん」での替え歌版を聴いて驚いた。ラップが自然だし、何よりもそこから歌
 への移行。そして合体の聴き易さ。あわててCDをレンタルしに行ってきた。何だ
 何だ?このボレロから始まる曲は!歌詞も素敵。♪いつもそばに 君の声と 君
 の手のひらに 繰り返してく日々に愛を 抱きながら進んでく♪前向きだけど、
 ちょっこし切ない。それはこの曲が「帰り道」を歌ってるからだろう。学校から
 帰る時って友達と遊べるわくわく感と妙な寂しさとがある。それがとても綺麗な
 声で歌われる。っていっても、まだまだ名前と顔とを覚えられないんだけどね。


「Hey my friend」◇Tommy heavenly6
 Tommy february6のダークサイド。らしい。Tf6がポップに明るいのに対し、
 こちらのTh6はロック色が濃いらしい。ロックの線引きというか、定義が難しい
 ので、それはご本人の弁による。この歌は深田恭子がロリータを演じ、土屋アン
 ナが強烈なヤンキーを演じた「下妻物語」の主題歌である。聴いた感じではかつ
 ての自分のグループ、「ブリグリ」のサウンドに非常に近い。詩の世界はブリグ
 リの難解さはなく、素直に女の子同士の友情を歌っている。なんだか全然違う人
 種だと思っていたのに、何かの切っ掛けで「あ、こいつ、わかる」っていう感じ。
 それは男の世界とは少し違うけれど、わからなくはない。それにしてもいくつも
 の顔を使い分けられる川瀬智子という人は楽しいんだろうな。そうは見えないが。


「キミはともだち」◇平井堅
 前作が話題の映画「世界の中心で、愛をさけぶ」の主題歌「瞳をとじて」。その
 切ない歌は、映画をまだ見ていなくても場面を想像させるに十分だった。そして
 わずか一ヶ月での新曲は趣を一気に変えて、軽い仕上がりになっている。ドラマ
 の主題歌。初期の銀髪に驚いたが(似合っていた)あえて作り込まなくても、個
 性はたっぷり出ている。なにしろ大阪出身と言う事でしゃべる、しゃべる。ただ
 し結構はずしてしまっているが。故坂本九とのCGによる共演「見上げてごらん、
 夜の星を」では、そういう企画はワタシ的に気に入らなかったのだが、紅白での
 歌を聞くと「坂本さんも喜んでいるのだろうな」と思わせた。平井堅とならきっ
 と喜んでCDを出したに違いない。平井堅は、人の心に届く声を持っているのだ。


「クルリンチョ」◇中島美嘉
 明治製菓の「Fran」のCMで「クルリンチョ」と言いながら、くるっと回ると衣
 装の色が変わる。印象に残るCM。最近、裸足で歌うアーティストが多い。鬼束
 ちひろ、一青窈。そしてこの「中島美嘉」。裸足で歌うというのは、大地のパワ
 ーをもらうと言う事なのか。どのアーティストも声が伸びるのが特徴だが。ただ
 中島美嘉さんは歌詞が聞き取りにくい。歌詞により世界が広がるという考え方な
 ら、それはマイナスだろうし歌詞がいわゆる一つの楽器が奏でる「音」の一つと
 思えば、心地よく聴こえる。中島美嘉は実に掴み所のない女性と言える。女優の
 顔、CMの顔、アーティストの顔、それぞれが微妙に違う。不思議な存在感を持っ
 た女性。葉加瀬太郎プロデュースという「ビューティフルライブ」が気になる。


「ダァブル、ユ〜〜で〜す!」◇W
 ハロプロ(モー娘。)から飛び出した、新しいユニットは「W」!読み方はダブ
 ルユー。ユーとユー、つまりあなたとあなた、という意味らしい。辻加護コンビ
 の当たり前と言えば当たり前なユニット。よく見ればもちろん似てないのに双子
 みたいに見えてしまう。それを武器にデビュー曲はザ・ピーナッツの「恋のバカ
 ンス」。かなり明るい仕上がりで彼女たちの良さを引き出している。1stアルバ
 ムはデュオの曲を集めたもの。最近は「懐かしブーム」なのでそれなりの線は行
 くだろう。次のオリジナル曲で「ミニモニ。」との違いをどう出せるかが勝負。
 っていうか、ミニモニ。でいいのかな。この二人で十分ミニモニ。だし。若手芸
 人なみのノリがあるので、「本物」のお笑い若手芸人には強力なライバルかも。



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