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こちらは「ミュージシャンレビュー」のpage6です。
page1は→
 page2は→ page3は→
page4は→ page5は→
新旧入り混じった構成になっています。好きなシーンをボールペンでイラストにしてみました。
イラストをクリックすると少し大きなものがご覧頂けます。
文中、敬称は略させて頂いてます。よろしくご了承ください。


「Tommy heavenly6◇Tommy heavenly6
 Tommy february6の裏キャラクターとしてすっかりお馴染み。トミヘブが2年か
 けて制作したアルバム。初回盤としてのDVD付を購入。とは言ってもクリップが収
 録されているのは3曲のみ。メイキングがあるが、もう少し収録曲を増やして欲し
 かった。トミヘブとしてのデビュー曲「Wait till I can dream」で裏キャラクタ
 ーとして誕生した様子がよく分る。と同時にトミヘブが意識しているのかクリップ
 監督が意識しているのか、あるいは両者なのか、そこに大きな影響を与えているだ
 ろうと感じてしまうのが「アブリル」の影だ。ただ、楽曲のイメージと世界観は元
 のグループ「the brilliant green」に非常に近くなって来たと思う。とすれば逆
 に「Tommy february6」の方が造られた裏キャラクターだったとも言えるかも。


「美勇伝説 ファーストコンサートツアー2005春」◇美勇伝
 持ち歌の少ない彼女たちがどんなコンサートをするのかと心配していたが、つんく
 はある意味上手くそれを逆手に取った。ハロプロによる楽曲をソロやユニットに限
 らず彼女たちに歌わせたのだ。ここに来てつんくによる膨大なハロプロへの楽曲提
 供が活きて来たのだ。また石川梨華、三好絵梨香、岡田唯による危うそうで絶妙な
 バランスを保っている3人組のユニットがいいかも知れない。特に最年少の岡田の
 関西弁のトークには少しぐらっと来た。このツアーでの特筆すべき点はサポートに
 まわったカントリー娘。の素晴らしさだったかも知れない。その二つをシャッフル
 してでの歌も非常に聴きやすいものだった。そう、3〜4人ぐらいが落ち着いて歌
 を聴くにはちょうど良いのだ。これは今後のプロデュースに影響を与えるだろう。


「ARENA TOUR 2005」◇BoA
 福岡、東京、大阪、名古屋でのアリーナツアーの大阪公演を映像化。前年のツアー
 ではUFOから横たわった姿で登場したBoA。今回は?仮面と大きな布で出来た巨大
 な人形が会場を練り歩き、ステージのスクリーンに扉が幾つも現れやがて一つに。
 スクリーンが落ちるとそこにはBoAが宙に浮いている。地に降りたBoAが衣装を脱
 ぎ捨てると一層スリムに素敵なレディに変貌していた。ホットパンツ(!)からシ
 ャキーンと伸びた足は怪我の後も感じさせず、ただかっこいい!前半はひたすらク
 ールに走り抜ける。アコースティックで「LOVE & HONESTY」を聴かせ「JEWEL
 SONG」が終わるとイリュージョンで姿を消す。やがて会場を飛び去って行く大き
 な布。それは感動を生む。「Shine We Are」ではカートに乗って会場を廻りボー
 ルを投げたり時にはファンとハイタッチ!後半では可愛さ倍増のBoAの姿が堪能で
 きる。特典ディスクにはリハから全会場のドキュメントを収録。初日での怪我に負
 けずにステージを続ける痛々しい姿も。本編に収録の関西弁の挨拶とは別の名古屋
 弁バージョンも。メンバー、スタッフに愛されるのは真摯な姿勢と真の実力から。


「ニライカナイ」◇MAX
 MAXのおよそ1年振りのシングルは「ニライカナイ」。海の彼方にある神々の住む
 所。それは理想郷でもあり、畏怖する神聖な場所でもある。ヴォーカルのもう1本
 の柱でも在ったMINAが結婚、出産でMAXを抜けてからはどうしてもパンチがなくな
 ってしまった。それは勿論新規に加入したAKIのせいではないのだが。あまりにも
 穴が大き過ぎたのだ。「ニライカナイ」の日本語歌詞をMAXで担当するなど頑張り
 はある。沖縄の世界観を表現するために沖縄音楽が取り入れられた編曲になってい
 るが、そこは既に聴いた事のあるBerryz工房の「ピリリと行こう!」を思い起こ
 されてしまう。ミディアムナンバーもいいのだが、昔懐かしいユーロビートっぽい
 曲でこそ本当の復活と言えるのではないだろうか。次作を期待したいと思うのだ。


「KAELA 4YOU」◇木村カエラ
 木村カエラの初ツアーの映像化。1発目「untie」で思いっきりパンチを喰らわして
 くれた。そう、木村カエラはしっかりアーティストになっていたのだ。続く「Leve
 l 42」、「Twinkle」と鋭いジャブを放って来る。そしてツアーの裏側、リハーサ
 ル風景が挿入される。そこでの素顔は「sakusaku〜」で見せる彼女の顔そのまま。
 よく笑いよく喋りよくふざける。がステージでのカエラはとんでもなくパワフルな
 歌声を響かせその場に居合わせた者を目一杯カエラワールドに連れ込んでしまう。
 髪型や衣装から察すると、東京渋谷、福岡、大阪での公演での良い所をチョイスし
 てDVDは創られている。最後のドキュメントの映像でNGだった場面も流れている。
 スタッフやツアーメンバーに愛されている彼女が映されたドキュメントでもある。


「Dreamland」◇BENNIE K
 今更ながらの「BENNIE K」なんである。何と言ってもコカ・コーラのCMで使用さ
 れた有名すぎる曲。しかし恥ずかしながら彼女たちの存在をそれまで知らなかった
 のだ。こんなにノレる曲を創る彼女たちを。英語も日本語も歌もラップもすべてが
 繋がって一つのリズムを作り上げている。茶色い髪のYUKIがヴォーカル担当、黒髪
 のCICOがラップを担当しているがそのバランスが絶妙。時折はいる男性ヴォーカル
 がより幅を感じさせる。ノリノリのタイトル曲に対し2曲目の「UNITY」は一定に
 流れるリズムが心地よい。「戻りたい場所はただ一つ」と戻るべき場所を知ってい
 る彼女たちの強みを感じた。3曲目の「旅人」には少し中南米っぽい音楽を感じた
 のだが。人と人との繋がりの大切さを知っているからこそ生まれたマキシだろう。


「Special Live "crossover"」◇島谷ひとみ
 同タイトルの初回限定アルバム購入者を招待しての一夜限りのライブを映像化。ス
 トリングスをメインとしたオーケストラをバックに歌う島谷ひとみは、もし現在を
 第1期とするなら円熟味を増した限りなく完成形に近いと感じさせる。クラブのホ
 ールの壁にぶち当たれ、とまで声が真直ぐに伸びて行く「Z!Z!Z!-Zip!Zap!Zipang
 u!-」が圧巻。MCを全く無くし、1時間強ただ歌い続ける。ダンサーを従えたいつ
 ものステージとは違い、バックではバレェの振り付けを取り入れたダンサーが二人
 静かに、時には情熱的に踊る。島谷ひとみもミニの上に透ける素材を羽織り、カー
 ルさせた髪と肌に、まるで彫像を想像させるように白いペイントを所々施されてい
 る。アンコールでようやく普段の彼女に戻り「大人の島谷はいかがでしたか」と。


「ここにしか咲かない花」◇コブクロ
 ドラマ「瑠璃の島」の主題歌であるこの歌は舞台となった(ドラマ上では鳩海島)
 鳩間島を歌っている。聴いているだけでただ素直に泣ける。誰にでも起こり得る辛
 い出来事も、そこに沈みっぱなしにならないで、ちょっとだけ上を向いてみたらそ
 こにはきっと君を想う瞳があるだろうと。見事にドラマにリンクさせた主題歌。ド
 ラマのヒロインである少女、瑠璃に里親である勇造がよく言うのは「自分の気持ち
 を大事にしろ」と。だから瑠璃はこの島に来てからよく笑う。怒る。泣く。子供の
 感情を我慢せずに表に出す。だから思いっきり小さな島を走り抜ける。海に向かっ
 て叫ぶ。海に落ちた指輪を捜す。ウミガメの子供が砂から這い出して海に戻る姿を
 砂浜に伏せて見ている。ここにしか咲かない花は瑠璃であり、島そのものなのだ。


「What a beautiful moment」◇ZARD
 デビュー13年目にして初めて行われた04年のツアーを映像化。04年中に発売と
 の噂もあったが結局1年越しの発売となる。正直こんなに声が出るとは思わなかっ
 た。CDよりも声に幅を感じた。特にアコースティックギターだけでのほとんどアカ
 ペラで歌う「もっと近くで君の横顔見ていたい」はホールに静かに響く坂井泉水の
 歌声に酔いしれてしまう。特典ディスクにはデジタル写真集とシングル、アルバム
 全てのDISCOGRAPHY(最高獲得順位も表記)、そしてツアー各会場でのNGシーン
 も収められている。歌詞を忘れる、歌い出しの間違いなど結構ある。その都度しま
 ったという表情で舌を出している。メインディスクの完成度だけではなかったとい
 う正直な気持ちなのだろう。ZARDのステージはこれが見納めなのかも知れない。


「I do」◇ピ
 「サンドゥ、学校へ行こう!」のDVDに収録されていたのは主演の「ピ」が歌う、
 日本でのデビュー曲「I do」のクリップ。鍛え上げられた肉体で軽やかに踊る、キ
 レのいいダンス。低い歌声がセクシーでもあり男っぽい。童顔とのアンバランスさ
 が彼の魅力なのだろう。ドラマ同様いたずらっこ的な表情で愛を告白するビデオテ
 ープを彼女の元へ届ける設定なのだが、同時に歌とダンスで街に愛を振りまく天使
 でもあるのだろう。間奏でのコミカルな味付けをされたダンスを見るときっとマイ
 ケル・ジャクソンなどの影響は大きいと思う。「ピ」とは雨という意味があり彼に
 提供する楽曲を考えている時に必ず「雨」が降っていたからこの名前を付けたと言
 う。「ピ」だけでなく「Rain」も併記されるが紛らわしいので「ピ」だけでいい。


「赤く熱い鼓動」◇愛内里菜
 愛内里菜のニューシングルは「ウルトラマンネクサス」のエンディングテーマ曲。
 ロックティスト溢れる音はまさに「今」の愛内サウンドと言える。それもそのはず
 作曲者の綿貫正顕はアルバム「PLAYGIRL」でも曲を提供しているから耳に馴染み
 があるのだ。ZARDや古くはWANDなどのB-VISIONで数多くの楽曲を手掛けている
 綿貫と愛内里菜の声とは相性がいいと感じる。ただ、最近この音楽傾向が続いてい
 るので、そろそろバラードを聴きたい。例えば「NAVY BLUE」などのようなドラマ
 チックなバラード。それとも「Forever You〜永遠に君と〜」のように静かに始ま
 り、一気に盛り上がる、そんな歌も久し振りに聴きたいと思う。7/31には恒例の
 「里菜祭り」が開催される。行けない身にはDVDになるのを楽しみに待つとする。


「Make Progress」◇玉置成実
 DVD付の初回限定盤の2ndアルバムを購入。勿論CDは良いのだがDVDを見ると玉置
 成実は「見せる」アーティストなんだと実感する。DVDに収録されている「大胆に
 いきましょう↑Heart&Soul↑」はロスでのパフォーマンスが楽し気。バスケの動
 きをリズミカルにPVに。何よりもアメリカ娘に負けない動きが存在感を証明。「R
 eason」は色を排したクールで激しいダンス。「Fortune」は逆に赤色をモチーフ
 にした映像。そして「Heroine」!そうか、これは浜口順子への応援歌!番組企画
 でマラソン挑戦する浜じゅんをクリップにも起用。とてもかっこいい姿を披露して
 いる。ピチピチのジャージは玉置がデザインも手掛けている。このPVの特徴は玉置
 がバンドスタイルのボーカルで歌っている事。つまり踊らないのだ。かなり貴重。


「SMILY/ビー玉」◇大塚愛
 8枚目のシングルは両A面。「SMILY」はライオン「Ban パウダースプレー」のCM
 で、「ビー玉」は同じくライオンの「植物物語 ハーブブレンド」のCMで使われて
 いる。共に本人が出演している。愛ちんが好きだから言うのだが、彼女は正に旬の
 歌い手なんだろう。今という旬を逃すと苦いのか不味いのか。ただそれでも「さく
 らんぼ」という歌はきっと歌い継がれるには違いない。そんな「さくらんぼ」の流
 れを丸まる継承したのが「SMILY」。間の手が入り、4才の娘が聴いてすぐに真似
 して歌い出したくなる歌。相変わらず歌詞にエッチーっぽい箇所があるのが愛ちん
 らしい。言っちゃう事でテレをなくそう、みたいなノリ。一方「ビー玉」の方が実
 は大塚愛の本当に目指したい方向の楽曲だと思う。ビー玉に未来を映したいのだ。


「ヴィデヲ・DE・リサイタル」◇ORANGE RANGE
 わずか67分の収録時間だが非常に中身は濃い。クリップ5曲。クリップメイキング
 にライブ映像(7曲)が混ざった形なのだ。「ミチシルベ」の前奏での沖縄っぽい
 音にまず癒される。が、すぐ「ロコローション」でどっか〜んと盛り上がる。中高
 生の年代に何故彼らが受けているのかが少し分る気がする。声高に人生を応援した
 りしない。ライブ映像では「花」は含まれていなかったが懐かしいゴダイゴの「モ
 ンキーマジック」を彼らの歌に昇華していて驚いた。これは今のツアーを完全収録
 したDVDの発売が待たれる。クリップでは「チェスト」というかけ声のタイトルが
 いい。「花」も初めて全編を通して見たがとても壮大な音と映像で、改めてこの歌
 の意味と世界を知る事が出来た。枯れる花の意味を少年に教えるのは容易くない。


「DO THE MOTION」◇BoA
 このマキシシングルは3曲ともがCMなどのタイアップ。2曲目の「With U」はBoA
 本人による作詞。が、何よりも特筆すべきなのはタイトル曲でもある「DO THE MO
 TION」の素晴らしさ!BoAってこんなにセクシーだったのか?と思わせる楽曲。声
 に哀愁を感じるのだ。アップテンポではないにしろダンスナンバー(本人出演のコ
 ーセーのマスカラCMでお馴染み)のはずなのに、とても切なく色っぽい。大人に
 なっていく瞬間を今この耳で聴けているのかも知れない。とてもお気に入りの1曲
 で、車の中ではリピート、リピートの繰り返しで、どれだけ聴いても飽きる事がな
 い。この部分の声が好きとか、ここのフレーズが良いとか思いながら。オリコンで
 自身初の1位を獲得も納得出来る秀作。負傷を押してのツアーもパワフル展開中。


「さくら」◇ケツメイシ
 この「さくら」を取り上げるのは遅すぎたかも知れない。先日、PVの一部を初めて
 目にして慌ててレンタルに走った。PVで映っていたのは「鈴木えみ」さん。美しい
 という言葉以外で形容する事が出来ない女性。「さくら」は咲き始めた時の出会い
 を歌うのか、散りゆく時の別れを歌うのか。ケツメイシは別れを選んだ。とても切
 ないメロディライン。特にサビとなる♪さくら舞い散る中に忘れた記憶と 君の声
 が戻って来る…は何度も聴きたいフレーズ。ラップとのバランスも非常に良い。タ
 イトルを何組かのアーティストが使う「さくら」をわざわざ選んだ事にも「ケツメ
 イシの『さくら』を聴いてくれ」という強い自信を感じる。PVの全編をぜひ見たい
 と思う。男の妄想の中の記憶では、かき上げるロングヘアは必須条件なのだろう。


「リルラ リルハ」◇木村カエラ
 音楽に爽快なモノと違うジャンルがあるとするなら木村カエラのこのシングルは爽
 快そのもの。音の並びだけではなく言葉とのバランスがとても良い。小室哲哉以降
 小節を無視した歌詞の並べ方は、時に文章の途中どころか言葉の途中で小節が変わ
 るので歌詞による世界が崩れた。歌詞カードを見ないと何を歌っているのか分らな
 い。しかしこの楽曲は♪やさしさで〜、とか♪好きな花で〜とか、とても単純な音
 と言葉のバランスが爽快感を生む。そこには木村カエラ自身のバランスの良さも大
 きな魅力となる。男っぽい性格と声、話し方。エキゾチックな顔と身長の高さ。そ
 して何よりもこのボブカット!もし彼女がベリーショートだったらその性格と相ま
 って、きつい印象を与えただろう。全てが絶妙なバランスの上に立っているのだ。



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